一昔前までは当たり前の光景。
魚売りの少年が、 たらいに魚介などを入れて売りさばいていた。 そして今もその方法で魚を売りさばいている 少年たちがいたのだ。 三人のかわいい魚屋さん ジョナサン印の魚屋さん ジョナサン 「新鮮な魚はいかがですかー。」 ディオ 「おい、魚屋。」 ジョナサン 「はい、魚屋です、何がご入り用でしょう。」 ディオ 「・・・・・・。」 ジョナサン 「お客様?」 ディオ 「何がと言われてもそんな遠くではよく見えん。」 ジョナサン 「し・・・失礼しました、はい、お伺いします。」 ディオ 「・・・おい、その旗の絵はなんだ?」 ジョナサン 「えっ?この旗の絵ですか?うちの魚屋のマスコット 「おふいっしゅぼーや君」です。」 ディオ 「お前とこのキャラの違いは何だ。」 ジョナサン 「え・・・?えーと・・髪型ですか?」 ディオ 「そんな所はどうでもいい、このガキは半被姿で褌だが お前は半被に短パンではないか、誇大広告だぞ?」 ジョナサン 「ええっ!?す・・すいません、そんなことで 誇大広告って言われるとは思いませんでした。」 ディオ 「全く・・・すぐキャラのイメージを訂正して来い。 またはお前がこのキャラに忠実な衣装で商売しろ。」 ジョナサン 「は・・はい。(これが噂のクレーマーか・・・ 何て恐ろしい。い・・いや、ここで負けては紳士がすたる。) ぜ・・善処します。それで何をお求めですか?」 ディオ 「ふん・・なかなか商売熱心だな・・。 それじゃ手始めに太ももをもらおうか。」 ジョナサン 「ふっ・・・ふとももですか・・・? (か・・・考えるんだジョナサン! 地方での魚の呼び名かもしれないぞ?) し・・しばらくお待ちを・・・。」 ディオ 「いや・・・尻にするか・・。」 ジョナサン 「しり!?(ど、どれだ?どの魚の事をいっているんだ?)」 ディオ 「早くしろ。」 ジョナサン 「(逆に考えるんだジョナサン!教えてもらうことは 恥ずかしい事じゃない!知ったかぶりする方が 恥ずかしいんだ!お巡りさんだって、すべての道を 教えてあげられているわけじゃないんだから!) ・・・・あ・・あの!指を指していただけますか?」 ディオ 「なんだと?」 ジョナサン 「勉強不足で申し訳ありません!ですがお客様の 求めている魚がどれの事だか判らなくて・・。」 ディオ 「魚?おれがいつ魚が欲しいといった?」 ジョナサン 「え!?だって・・・僕を呼んだでしょう? 言いましたよね?確かに「おい魚屋」って。」 ディオ 「ああ、確かに言ったな、だが魚が欲しいとは 一言も言っていないぞ?」 ジョナサン 「・・・・・・(怒)。」 ディオ 「おや・・・?お前キレているな?お客に対して。」 ジョナサン 「き・・キレてないですよ。」 ディオ 「嘘つけ、額の青筋は何だ。」 ジョナサン 「お・・・お客様でないのなら失礼します!」 ディオ 「何処へ行く、俺の所望したものはまだもらってないぞ?」 ジョナサン 「い・・・いい加減にしてくれ! ふとももとか、しりとか、訳の分からないものを 注文したくせに、最初から買う気なんてないんだろう! 僕をからかいたかっただけなんだろう!?」 ディオ 「馬鹿を言うな、ちゃんと金は払う気でいたんだぞ。 ほれ、これだけあれば足りるか?足りなければ 後で払ってやる。」 ジョナサン 「二十万!?そんな高い魚売ってないよ!?」 ディオ 「どうしても魚を買わせたいのか?お前は。」 ジョナサン 「うちは魚屋だ!!」 ディオ 「判った・・・じゃあアナゴかウナギのような 長細い魚はいるのか?無論生きていないとだめだぞ?」 ジョナサン 「え?う・・・うん、どっちもいるよ?活きはいいし・・。」 ディオ 「判ったそれも買おう、どれ・・・うむ・・ 太さも丁度いいな。これがいい。」 ジョナサン 「こっちの方が太いよ?」 ディオ 「あまり太いとお前が苦しいだろう?」 ジョナサン 「?????」 ディオ 「しかし・・・いきなり魚プレイを望むとは・・。 だが・・楽しくなってきたな・・・。 ふふ・・・よく暴れるアナゴではないか。 結構結構・・・。滑りもいいしな。」 ジョナサン 「??????」 ディオ 「じゃあ行こうか。」 ジョナサン 「え!?僕が必要なんですか!?」 ディオ 「当たり前だろう?このアナゴはただの玩具だ。 じゃ、俺のマンションに行くか・・。」 ジョナサン 「僕、仕事が!!」 ディオ 「一日で二、三十万稼げば文句なぞいわれまい。 今日は仕事は終了だ。何なら俺が連絡を入れてやる。 残り時間は俺の楽しみの時間にすべて費やしてもらうぞ。 あーーー、楽しみだ楽しみだ・・・クックック・・・。 バ○ブより面白い事になりそうだ。あ、そうそう 因みにクロダイのちっこいのを「チ○チ○」と呼ぶそうだ。 勉強になったか?」 ジョナサン 「え・・・?知らなかった・・・。 じゃなくて・・・離せーーーー!!」 本日ジョナサン早退。 翌日体調不良の為、有休届あり。 ジョセフ印の魚屋さん ジョセフ 「おいしい魚はいらんかねー、なんでもあるよー!」 カーズ 「おい、魚屋、何でもあるというのは本当か?」 ジョセフ 「らっしゃい!そりゃね、お客さん。 いくら魚でもクジラ丸々一匹とか 大王イカとかはないですけど(笑)場合によっちゃ お取り寄せもできますよ?」 カーズ 「(クジラは魚ではないのでは?) ほう・・・結構大量にいるのだが可能か?」 ジョセフ 「うーーーん、希少な魚以外ならいけると思いますけど?」 カーズ 「ドクターフィッシュが欲しいのだが。」 ジョセフ 「え!?食うんですか!?」 カーズ 「いや・・・実験に使いたいんだ。」 ジョセフ 「ですよねー、でも食べない魚なんて取り扱っているかな。 ペットショップに行けって言われちゃうかもしんないけど そん時は勘弁してくださいね!」 プルルルルル・・・。(よびだし音) ジョセフ 「もしもし、あ、シーザーちゃん!?オレオレ! え?お前はオレオレ詐欺かって!?嫌だなー! ジョセフだよジョセフ!!あのね!注文が入ったんだけど ドクターフィッシュってある?え?冗談じゃないってば! お客さんが望んでんの!!マジマジ! ・・・・?ああ、あのダイオウイカのゲソの件は悪かったって! もーー時効でしょ!?お客さん待たせてんだから、早く!」 カーズ 「・・・・・・。」 ジョセフ 「お客さん、何匹欲しいの?」 カーズ 「ああ・・・そうだな・・二百匹は欲しいな。」 ジョセフ 「(?なんで俺を見つめているんだろう。)えーと・・ 二百匹だって・・・。お客さん!特殊な魚なんで 高いですよって・・・。」 カーズ 「一千万で足りるか?」 ジョセフ 「一千万だって!上客だよ上客!え?少し黙ってろ? なんだよ!もーー、あのーお客さん、 店長がかわってくださいって。」 カーズ 「もしもし?かわったぞ・・・。ああ・・・本当だ。 早急に欲しいのだが・・・。ほう・・・ そうか頼もしいな、では頼む。ああそうそう、 持ってくるときはこの小僧に持ってこさせてくれ。 ちょっと一緒に実験してもらいたいのでな。」 ジョセフ 「・・・?終わったらスマホ返して。」 カーズ 「明日つくらしい、お前に持ってきてもらう。」 ジョセフ 「俺に?別にいいですけど・・・。 (チップ貰っちゃおうかな?)」 そして明日。 ジョセフ 「ドクちゃん二百匹、おまたせいたしやしたーん!」 カーズ 「うむ、ちゃんと魚付きで来たな。 じゃあこの水槽に移してくれ。」 ジョセフ 「でもなぜ夜を指定したんですか? 仕事は六時までで間に合うからいいけど。」 カーズ 「今夜使いたいからだ、活きのいいままでな。」 ジョセフ 「餌はどうするんで? 今日は餌あげないでくれって注文したそうですが なんでですか?やっぱり食うの?」 カーズ 「いや?昨日言ったが実験したいのでな。 心配するな、餌は足りなければ実験の後たんまりくれてやる。」 ジョセフ 「ふーん・・・飼うんならちゃんと可愛がってやってね。」 カーズ 「勿論だ、評判が良ければ長生きするように可愛がって やらないとな。」 ジョセフ 「(評判ってなんだろ?)でかい水槽ですね、人が入りそう。」 カーズ 「大人二人くらい入るな、そう設計してある。」 ジョセフ 「まさかー?誰か入れたりするんですかーー? うへー・・考えただけでくすぐったい!!」 カーズ 「良く気付いたな、実はそういう仕様にしてあるのだ。 この中には全裸で入ってもらうつもりだ。」 ジョセフ 「え!!?そ・・・そうですか!面白いですね! いえ!大丈夫!お客さんの プライベートには一切口を出さない主義ですので! それではお会計を・・・!」 カーズ 「まだ働いて貰っていないから金は渡せない。 金を渡すのはきちんと最後までやって貰ってからだ。」 ジョセフ 「な!?俺はちゃんと運んだぜ!! まさかアンタ、俺を騙したんじゃ!」 カーズ 「一千万なら用意したぞ、いいから話は最後まで聞け。 いいか、お前にしてもらいたいこととは、全裸になって この中に入って魚達につつかれて欲しいんだ。」 ジョセフ 「!!!????」 カーズ 「そして次のショーでは、他の男と交わりながら 魚につつかれて欲しいんだ。それが終われば 金を払う、判ったな?何か質問は?」 ジョセフ 「ありすぎて判りません!!てゆーかあんた誰!! そしてここはどこ!!やたら高そうな店にいるんだけど!」 カーズ 「いい質問だ、ここは「高級SSMC(ソフトSMクラブ) 男性限定」で俺はその店長を務めている。」 ジョセフ 「俺、未成年な上にいたいけな少年なんですけど!! 未成年のしかも少年をこういう所で働かせても いいんですかねっ!?俺がおまわりさんに チクったらあんたらお終いだよ!?」 カーズ 「心配するな、警察のお偉いとは繋がりがあるのでな。 ちゃんともみ消してくれる。しかも政界の大物も よく来るのでな・・・だから・・わかるだろ?」 ジョセフ 「汚い!!さすが大人の世界汚い!!」 カーズ 「それに、お前は特別ゲストとして招くだけで ここで働けとは言っていない、ただ魚と共に泳ぎ 男と戯れていればいいのだ、心配するな 残業手当はつけてやる。」 ジョセフ 「つまり俺は変態どもの視線を浴びながら、 魚と見ず知らずの男に性的な悪戯される訳ですね!! 判ります!!だが断る!!」 カーズ 「なら仕方ない、初めての男の相手が嫌なのなら 昨日知ったばかりだが俺が相手になってやる。」 ジョセフ 「のーーーー!!嫌なのは そこじゃねーよ!!!」 本日ジョセフ早退。 翌日精神不良の為有休届あり。 承太郎印の魚屋さん DIO 「おい魚屋。」 承太郎 「・・・・・・・。」 DIO 「早く来い、来ないと犯すぞ。」 承太郎 「・・・・・。」 ※しばらくお待ちください。 DIO 「全く・・・最近の商売人はどうなっているんだ。 客に声掛けもしないし、呼んでも来ないとは・・。」 承太郎 「・・声掛けをしなかったのには文句を言われても 仕方ねーけど、あんたのよーな呼び方で 近づく奴は一人もいないと思うぜ。 おまけに超ダッシュで追いかけてきやがって、 並のガキなら怖くて発狂しているレベルだぜ。」 DIO 「お前は発狂してないではないか。」 承太郎 「無理やり冷静になろうと努力してるんだよ。 んで?俺を呼び止めたからにはそれなりの 用があるからよんだんだろうな?」 「当たり前だ、用がなきゃ誰が呼ぶか。」 承太郎 「じゃ・・好きなのえらべや。こっちも 商売だ、金さえ出せば客は選ばねー。」 DIO 「・・・好きなものをいいのか?」 承太郎 「そんな目で訴えても、魚以外はお断りだぜ。 そういう買い物をしたきゃ夜の繁華街でもいくんだな。」 DIO 「ち・・・まあいい。そうだな、このウナギを貰おう。」 承太郎 「まいど、じゃ・・・ちょっと待っててくれや。 こいつを掴むのは少しコツがいるんだ。」 DIO 「・・・ほう・・そう掴むのか、流石半分日本人だな。」 承太郎 「日本人の誰もが出来る訳ないだろう? 魚屋としての最低技術を身に着けているだけだ。」 DIO 「じゃあウナギにも詳しいのだな?色々聞きたいのだが。」 承太郎 「魚の事なら、なんでも答えてやるぜ。」 DIO 「こいつはやはり狭く暗い所を好むのか?」 承太郎 「ああ、狭く、暗い所は好きだぜ。こいつとそっくりの アナゴなんて、読んで字のごとく穴が大好きだぜ。 そっからこの名前がついたともいう説がある。 まあ、体の模様が穴ぼこみてーだからという説が有力だがな。」 DIO 「このウナギはお前に捕まれていながら まだ元気にのたうち回っているな、 魚なのに平気なのか?」 承太郎 「陸にあがっても一時間平気な奴もいるらしいぜ。」 DIO 「ほう・・・一時間か・・・。 たまに休憩を入れればもっと持つという事か・・・。」 承太郎 「・・・お客さんよ、俺は魚屋だがこの魚たちは お客に食わせるために売るんだ。 飼うのが目的でも構わねーが 生き物を虐待するために買うんだったら いくら金を積まれても売らないぜ。」 DIO 「おいおい、こいつは苛めるために買うんではない。 ちょっと手伝って貰いたいことがあるだけだ。(チラリ。)」 承太郎 「・・・魚プレイは既にネタにされているぜ。 同じネタは却下だ、諦めるんだな。」 DIO 「ち・・・。(ほかのネタを考えるか・・・。)」 承太郎 「そんで?他は?俺は暇じゃねーんだ。」 DIO 「お前のウナギを掴むときの指なんだが 珍らしい握り方をするな。」 承太郎 「ああ・・・この三本の指で掴むのがコツなんだ。 ウナギは滑りやすいからな、普通に握るより この掴み方の方がやりやすいんだ。」 DIO 「ふむ・・挿れるときは指は少ない方が楽だがな。」 承太郎 「何が何でも猥談につなげる気なら俺はもう行くぜ?」 DIO 「判った判った、そう怒るな。 実は今度ウナギ掴みどり大会をしようと思ってな。」 承太郎 「そうかよ、じゃあ一匹じゃだめだな、何匹必要なんだ?」 DIO 「千匹は欲しいな。」 承太郎 「残念だがそれは無理だな、ウナギっていうのは そんな簡単に大量に手に入るもんじゃねーぜ?」 DIO 「養殖場では一杯泳いでいるのを見たことがあるぞ?」 承太郎 「そりゃ養殖場でやりゃあ、文句はないんじゃねーの?」 DIO 「それだ、養殖場を借りたい、勿論実際に欲しい数は 百匹もいかないからな。何とかならんか?お前の腕で。」 承太郎 「まあ聞くだけ聞いてやるよ、その代わり金はかかるぜ?」 DIO 「結構だ、それだけの金位持っている。」 数日後 養殖場案内。 承太郎 「ここだ、この養殖場でやってくれや。」 DIO 「そうか、じゃあリハーサルと行くか。」 承太郎 「・・・?・・ま、ご自由に。」 DIO 「何処に行く?お前がこの大会のメインだというのに。」 承太郎 「は!?聞いてねーな。俺が何するってゆうんだ?」 DIO 「勿論ウナギの掴みとり名人としての技の披露だ、店長とは 話をつけてある、嫌だとは言わせんぞ。」 承太郎 「ちっ・・・仕方ねー。上への許可が下りてんなら 従うしかねーな・・・・。 それで?時間以内に何匹取れるかとかやればいいのか?」 DIO 「いや、お前には手をいかにして使わずに ウナギをとれるかをやって欲しいのだ。」 承太郎 「なに!?できるわけねーだろ! 足で掴めっていうのかよ!!」 DIO 「いや?手以外ならどこでも構わん。腿で挟もうが 尻で挟もうが、尻の穴で挟もうが構わんぞ? まず手始めにお前には全裸でこの大量のウナギの中に 入ってもらってだな・・。」 承太郎 「てめー!!やっぱりそっち路線かよ!!」 DIO 「心配するな、胸から上は出るようにしてやる。 口の中に入ったりすると危険だからな。 クックック・・・。というわけで今からお前を拉致る!」 承太郎 「ほ・・・ホイホイついていくんじゃなかったぜ!!」 数日間、承太郎長期欠勤。 後、自ら退社届けを提出。 終 戻る |