どうしてこうなってしまったのだろう。
DIOに囚われた昔の僕を救うため、彼の精神に乗り移り

あの男の部屋から脱出しようと策を練って

激しい物音をたてて、部下をおびき寄せようとしたまではよかった。

しかしこの扉を開けたのは全く予想もしない人物だった。

というか、こんなことあっていいのだろうか。

とにかく一言言えるのは、自分が絶体絶命の窮地に陥っていることだ。


{そして奪い合い}


DIO「・・・・・・・。」

ディオ「・・・・・・・。」

ジョナサン「・・・・・・・・。」

ディオ「・・・・・ジョジョ・・・?色々聞きたいことは山とあるが
    まず、お前の隣にいる奇抜なファッションの
    男について説明して貰おうか。ついでにお前との関係もな・・・。」

DIO「・・・そう睨んでやるな。答えづらいではないか。怯えるなジョジョ。
    その男の視線が怖いなら俺の顔を眺めていろ。」

ジョナサン「(・・・なんでそんな誤解を生むような、発言をするかな・・・)」

ディオ「ほーーーーぅ?随分親密そうだな。
     まるで恋人のようではないか・・
     そういえば、お前からその男の匂いがするが・・・
     そうか・・・そういう仲か
     ・・・ならば、その男のお前に対する甘い態度もよく判る・・・・。
     俺からはとことん逃げているくせに・・・
     あいつはそんなに上手いか?ん!?」

ジョナサン「痛い痛い!!腕が折れる!・・・それに断っておくけど同意
      の上で肉体関係を持った訳じゃない!!無理やりだ!
      それにしても・・・さっき
      シャワーを浴びたのに・・・まだ、匂いがするのかな?」

DIO「ほぅ、シャワーを浴びて次回に備えていたとは感心だ。
    すまなかったな。
    そんなに俺を待ち焦がれていたとは・・・。」

ジョナサン「さっきの僕の話を聞いてなかったのか!匂いを消すために
       入ったっていったろう!?」

ディオ「・・・これで一つはっきりしたな・・・。」

ジョナサン「・・・・な・・・なにが?(ディオの視線が痛すぎる・・。)」

ディオ「・・・・貴様が淫乱だったということだ!
    淫乱なのは別にかまわん!
    一つだけ気に食わんのは、この俺の手で
    貴様の裏の顔を引き出して
    やれなかったということだけだ!!」

ジョナサン「く・・・くるし・・・・」

DIO「首から手を離してやれ。今のジョジョの
   細い首では折れてしまう、まあそう妬くな。
   お前の代わりに、この俺が引き出してやっただけのことよ。」

ジョナサン「△●×☆□※!!!!
      (訳:そんな自分、だしたつもりはない!!)」

ディオ「だから気に食わんのだ!! 
    他人のお前がこの俺よりも先に・・・!!」

DIO「だから、手を離してやれといってるんだ。
    それじゃ何も話せんだろうし、
    息すら出来ないぞ。可愛そうに青ざめているではないか。」

ジョナサン「はぁはぁ・・・(一瞬、三途の川が見えた・・・。)」

DIO「・・・さて、ジョジョの口から出てくる言葉を、今の嫉妬に怒り狂う
    お前が信用する訳もないからな、
    俺が話そう。信じるか信じないかは
    お前しだいだが、ここは、百年後の世界。 
    そして、俺はお前の未来の姿だ。
    お前が最初にこの扉を開けたとき、
    ジョジョが俺の名を呼んで、不審に思わなかったか?
    名前が自分の名と同じ響きだと。
    スペルは違うが「DIO(ディオ)」と呼んだだろう? 」

ディオ「・・・そういえば、こいつを見つけて組み敷いたとき、
    なんで俺の名を扉の向こうに向かって叫ぶのかが
    判らなかったが・・・というか、
    俺に組しかれておいて他の男の名を呼ぶとはな・・
    なかなかいい根性しているよな貴様は・・・。」

ジョナサン「痛っ!!ゲンコで殴ることないだろ!」

DIO「可愛いではないか、昔のお前より今の俺の方が頼りがいが
    あると判断したのだろう?まあそう怒るな。時と共に人は
    成長していくものだ。お前にはまだ時間が足りてないだけだ。
    それはともかく、男としてあんなに必死で名前を
    呼ばれてしまうとな・・放ってはおけん。」

ジョナサン「・・・あれは・・・(二人きりだと何をされるか
       判ったもんじゃなかったから・・・まあ、一か八か
       の賭けだったけど。)・・・そ・・それより何で
       ディオがここに来たんだ!?DIOが呼んだ訳じゃ
       なさそうだし・・・。」

ディオ「知らん。貴様が案の定いなくなったので、
    (詳細は二鬼で)倉庫にでも
    隠れているのかと思い、入っていったら空間の狭間の
    様なものがあってな、入ってみたら長い廊下があって
    貴様の足跡のようなものがあったから、辿って行った
    扉の先に貴様がいた。それだけよ。」

ジョナサン「それで出会いがしらに組み敷いたわけか?」

ディオ「なんだその侮蔑するような目は。
     俺と目が合った瞬間ベットのほうに走って
     行ったではないか。そんな布切れ一枚巻いただけの格好で
     ベットに行くのだから、てっきり俺を
     招いているのかと思ったぞ。」

ジョナサン「うそばっかりいうな!!
       てゆうか倉庫って僕の家の倉庫のことか?
       何しにいったんだ僕のところへ!!
       他のみんなに手をだしてないだろうな!」

ディオ「ああ、うるさい。馬鹿犬みたいにギャンギャン吼えるな。
     はっきり言っとくが
     俺の世界に来たのは貴様のほうだぞ?
     ・・・?待てよ・・今更だが、貴様
     小僧のときのジョナサンではないな?
     どうしてそうなった。10秒以内で説明しろ。」

ジョナサン「何だよ!その高圧的な態度は!
       DIOに攫われてきた昔の僕を
       救いたくて、必死に願ったらこうなったんだ!それ以上でも
       それ以下でもないよ!どうして君たちはいつも
       僕を苦しめるようなこと(以下説教ぐだぐだ)・・・・!!」

ディオ「【説教の部分はシカト】ほぅ・・・ここにジョナサンがいるのか。
    どこに隠れているんだ?
    でてこい。じゃなきゃ・・・・?」

DIO「まあまて、ジョジョを脅かすな。まぁ、
    見せてやるが文句言わんようにな。ほれ。」

ジョナサン「僕を投げるな!!」

DIO「床に落としても割れん。気にするな。」

ジョナサン「そういう問題じゃない!!」

ディオ「何だ、この生首の人形は・・・?」

DIO「そう睨むな。人形ではない。紛れもなくこいつの首だ。」

ディオ「そうなのか?」

ジョナサン「・・・・否定は出来ない。(ああ・・・やだな・・絶対
       ディオの奴高笑いをして馬鹿にしてくる・・・。)」

ディオ「・・・はははは!!これはいい!!そうか!未来の俺は
    ジョジョの首を討ち取るのか!なかなかいい趣味だ!
    気分も最高にいいぞ!ぜひとも持ち帰って俺の部屋に
    飾りたい気分だ。残念だったなジョジョ・・・俺に
    止めを刺された気分はどうだ?さぞかし悔しかっただろう。
    どうした?その目を開けて俺を睨んでみろ。その翡翠色の
    瞳を俺に向けてみろ。」

D「それは、目も開かんし言葉も発することは出来ん。
  しかもそれの意識は今こいつのほうにある。嫌味なら
  こいつに向けて言え。・・・というか、もう聞こえているがな。
  あんまり苛めてやるな。悔し泣きしそうになってるぞ?」

ジョナサン「・・・いっとくけど・・いっとくけどな!!ディオだって
       あの時死ぬかもしれない状況だったんだぞ!!たまたま
       運がお前に向いただけで、もしかしたらディオだってぼくと
       共に海の藻屑になっていたかもしれなかったのだからな!」

ディオ「状況など、どうでもいい。俺が貴様に勝てばいいのだ。しかも
    「素敵」な戦利品つきとはな。さすが俺と褒めてやりたい所だ。
    しかし、体のほうはどうしたのだ?
    木っ端微塵にでもなったのか?」

DIO「それなら俺と共にある。それが証拠に見てみろ。」

ディオ「?・・・!その肩の星は・・・・。」

DIO「俺の体が再起不能になってしまったからな。最高のライバルから
  頂いた自慢の体だ。左半身がまだなじまんが、
  それ以外は問題ない。
  そしてその首がその名残だ。」

ジョナサン「くっ!・・・・痛!!何するんだディオ!!」

ディオ「・・・貴様。俺が覚えている限りでは、確か俺とお前は
    体格の差など殆ど無かった筈だよな?なのになんで
    今の俺以上に線が太くなっているんだ?だから
    あれ程食いすぎるなと・・・。そう言えば先ほど貴様の
    口内を蹂躙したとき、チョコとピーナッツクリームの
    甘い味がしたぞ?夜中は魔の時間帯なんだぞ!
    何を考えているんだ!」

ジョナサン「ど・・・どういう意味だ!!イタッ!!同じところを
      二度も殴るな!!脳挫傷にでもなったらどうするんだ!
      
DIO「俺の体をまるで太ったみたいにゆうな。ジョジョ如きの
    筋肉で満足できると思っているのか?あれから筋力を
    更にアップさせてボディに磨きをかけた結果がこれに 
    決まっているだろう?なぁ、ほらジョジョ触ってみろ
    違うだろ?以前のお前とは・・・。」

ジョナサン「わぁ!!判ったから!手を離してくれ!!
      ちょ・・・股間は関係ないだろ!!離せ!!」

DIO「お前の股間でもあるんだぞ?お前は自分の股間を
    触るのにいちいち顔を赤くして触るのか?」

ディオ「淫乱め。」

ジョナサン「いい加減にしてくれ!!今はDIOの物に
      なってしまったんだから仕方ないだろ!?」

ディオ「・・・なんだサイズはジョジョなのか。話にならんな。
    ほら、ジョジョ、触ってみろ俺のほうがでかいぞ?」

ジョナサン「ギャーーー!!(もう嫌だこの人たち!)」

DIO「それは否定できんな。」

ジョナサン「否定してよ!」

DIO「だが、決して小さくは無い。体から比較して標準より・・・
    少し・・・だけ上か?まあ、そんな訳だから心配するな。」

ジョナサン「(微妙・・・)」

DIO「だがな、男はアレのデカさで決まるものではない。様は
    テクニックだ。デカいだけなのがいいのなら太い人参でも
    使えばいいだけのこと。昔のお前に勝てるかな?この
    俺の洗練されたテクニックが・・・・。」

ディオ「ほう・・・ならば試してみるか?」

ジョナサン(・・・あ・・これって二人で抱き合うって落ちかな。
      そのままそっちに目覚めてくれればいいのだけど・・・。)

ディオ「こいつの体でな。」

ジョナサン(え・・・?誰を指差して・・・(汗))

DIO「いいだろう一時間で何回イかせられるか勝負しようではないか。」

ディオ「どちらが先にする?」

DIO「俺は後回しでも構わん。敢えて不利なほうを選んでやろう。」

ディオ「・・・ほぅ?余裕を見せてくれるな。仕方ない、こいつに選ばせて
    やるか・・・おいジョジョ!貴様は・・・・?どこいった・・?」

DIO「ベットの下に隠れたぞ。おい、ジョジョ、出て来い。」

ディオ「出てこんと、ベットごと破壊するぞ!」

DIO「せめて持ち上げろ。今のベットはなかなか寝心地が良くてな。
    お気に入りなのだ。」

ディオ「フン!同じものを作らせれば良いではないか!!ジョジョ!
    いつまでもゴキブリみたいな真似をするな!それでも
    誇り高きこの俺のライバルか!折角優しくしてやると
    いっているのだ!!今回だけはだがな!
    もうこんなことは二度といわんぞ!」

DIO「ほら、昔の俺がああ言う事はなかなかないぞ?
    どうせ一度は俺に抱かれたのだ。
    今更処女ぶるな。なんならまた暗くしてやろうか?
    まあ俺たちには見えるが・・・」

ジョナサン「いやだーーーーーー!!!
     僕の足から手を離せーーー!!」

ディオ「何をしている!足の関節位はずしても構わんから
     強引に引っ張れ!」

ジョナサン「腕が折れたってベットの足から
       この手を離すもんかーーー!!」


{30分後・・・・ベットの上}


DIO「そんなに泣くことないだろう?
   何もしてないのに(性的な意味で)。」

ディオ「あんまり泣くと犯すぞ。」

DIO「まぁ、男心はくすぐるな。(性的な意味で)」

ジョナサン「嫌だって・・・嫌だって言ってるのに・・・。
       無理やり抱かれるのも嫌なのに・・・もう一人に
       見られながら抱かれるなんで・・・・。」

ディオ「なんで貴様に好かれるようにしなければならんのだ!!
    逆に貴様が俺に好かれるように、努力すればいい!
    簡単だ!俺に従順にしていればいい!最初は媚びる
    貴様など考えたくは無かったが、媚びさせるのも
    また一興だと思えてきてな・・・。どうだ?その
    頑なな考えを捨てて、俺色に染まるのは・・・?」

ジョナサン「わーーーーっ!!人権蹂躙だーー!!」

DIO「答えは「ノー」らしいな。よしよし、もう泣くな。
    俺は違うぞ。貴様を虜にしてみせる。俺の魅力でな。」

ジョナサン「・・・・(それって絶対帰さないって事だよな・・・)」

ディオ「チッ!これだからガキは・・・。貴様も・・・いや・・
    未来の俺も随分と甘ちゃんなものだ。反吐が出るくらいにな。」

DIO「帰るのか?そこのドアを開ければ帰れるぞ。ご苦労だったな。
    遠路はるばるお疲れさま。」
 
ディオ「誰が帰るといった!俺がいなくなったところを見計らって
    ジョジョとよろしくやるつもりだろう!本を借りるだけだ。」

DIO「バレたか。」

ジョナサン「否定してよ!」

DIO「ははは、そうだ、お前も読むといい。
    お前の好きな冒険小説や、考古学の
    参考になる本が山ほどあるぞ。
    ここで読まなければお前は後悔する 
    ことになるだろう。まぁ無理強いはせんが・・・・。」

ジョナサン「・・・・読みたい。」

DIO「利口だな。片意地を張って、なにもしないでいるより
   余程有意義な時間がすごせる。
   手が届かない本があるなら言え。取ってやる。」


ディオ「(くっ・・・こいつ・・。いい大人ぶりやがって。俺もいい所を
     見せるべきか?嘘の愛情なら俺だってだせる・・・。はっ!
     俺は今何を考えた?こいつのご機嫌取りのために?馬鹿な!
     俺は俺のやり方を貫く!)」


{そんなこんなで二時間経過}


DIO「夢中になっているな。そんなに面白いか?」


ジョナサン「うん!いくらでも読める。寝るのがもったいないくらい。
       百年もたつといろんな本が出てくるんだね。
       興味がつきないよ。」

ディオ「・・・・・ふぅ、喉が渇いたな。」

ジョナサン「水なら洗面所にいけばあるよ?」

ディオ「(こいつ、わざと言ってるのであればひっぱたいて
    やるところなのだが・・・)・・血が飲みたいのだ。」

DIO「外に出て思う存分吸ってきたらどうだ。
    美女くらい、いくらでもいるぞ。」

ディオ「そういって、ジョジョを寝取るつもりだろうが、
    そうはいかんぞ」

DIO「バレたか・・・・。」

ジョナサン「まだその気があるのか!?                    
       折角まじめモードに入っていると思ったのに!」

DIO「お前もいちいち反応するな。判った判った。
   血と食料を持ってきてやろう。
   おい、ヴァニラ!ヴァニラはいないか?」

ジョナサン「・・・ちょ・・女の人を連れてきて犠牲にする気じゃ・・・」

DIO「ここは特別な人間しか入れんつもりだ。
    心配するな、血液はボトルにしてキープしてあるのだ。
    それと食事といっても、お前たちが食べる普通のものだ。」

ヴァニラ「DIO様お呼びでしょうか。おや・・・そちらの方は?」

DIO「こっちの男は過去の俺だ。以前話しただろう?
   そしてこっちのチッコイのが
   ジョナサン・ジョースターだ。これについても以前話したな。」

ヴァニラ「これはこれは、さすがDIO様。過去の姿もお美しい。
     私ヴァニラ・アイスと申します。
     以後お見知りおきを。それでDIO様ご用件は?」

ジョナサン「(え?僕は無視?・・・別に良いけど・・)」

DIO「血液ボトルを2本、それとステーキを。
    俺たちはレアで、ジョナサンには
    ウェルダンにして出してくれ。後、食後に
    ジョナサンにはチョコレートパフェを。」

ディオ「・・・何だジョジョ。まだ焼き加減をウェルダンにしてるのか。
    いい加減ミディアム位にしたらどうだ。」

ジョナサン「だって・・血が出てるのってなんか苦手で・・・」

ヴァニラ「黙れ、ふくらし粉。昔のDIO様に口答えするな。
      判りました。早速料理人に作らせます。
      では、お二方失礼いたします。」

ジョナサン「ふくらし粉ってなんだよ!!なんだ、あの失礼な男は!
       ディオも今、笑ったろ!どういう意味だ!!不愉快だ!」

DIO「まあそう怒るな。あいつは俺の大ファンでな。
    俺に好かれている者がいるのが気にくわんのだ。
    大丈夫だ過剰な嫌がらせはしたりしないから。」

ジョナサン「過剰なって・・・・(嫌がらせはされるんだ・・・)。」

ディオ「俺に害が無いなら別にいい。
    で、飯はどこで食うのだ?テーブルに移動するのか?」


{さらに20分後、食事到着。}



ディオ「全く・・・みろ。よく噛まんから喉に詰まらせたではないか。
     早食いは太る元だぞ。」

DIO「まあ、そういうな。チョコレートパフェが気になって
    早く食いたいのだろ?
    だがそんなに急くな。取りあげたりしないから。」

ジョナサン「(確かにこのデザートは気になる。
       でもそれ以上にこの二人のまるで両親みたいな
       僕への構いぶりも、もっと気になるけど・・。)」

ディオ「しかしまあ、このいかにもカロリーの塊みたいなものはなんだ。
    恐ろしい。本当に食わすのか?こんな物を。」

ジョナサン「!!」

ディオ「・・・・フォークを咥えたまま睨むな。別にやらんとはいってない。
    (全く、性に関しても、この位貪欲であれば
     問題ないのだが・・・・。)」

ジョナサン「ご馳走様。そして頂きます!・・・・。美味しい!!
      百年後にはこんな美味しいものが出来てるのか・・・。
      いいなぁ・・・・。今この現代に生きている人は・・・。」

DIO「そうだろう、そうだろう?俺の元にいればこんなもの
    死ぬほど食わせてやるぞ?他にも魅力あるデザートや菓子が
    数え切れないほどある。どうだ?悪い話ではないだろう?」

ジョナサン「・・・・・・・。【一分経過】・・いや・・・それとこれとは・・・」

DIO「今考えたな?「それもありかな」と。
   しかも長い時間悩んだようだが?」

ディオ「おい待て。それは許さんぞ。
    貴様はこの俺が城へ連れて行く予定だ。
    いつまでもこんな所でママゴトを続けるつもりは無いぞ。」

DIO「その発言には異議ありだな。別に良いではないか。
    今お前の物にならんでも。いずれは俺の、つまりお前の物だ。
    なぁに。百年ちょっと辛抱すればいいだけのことよ。
    そんな訳で、ここはお前に我慢してもらうしかないな。」

ディオ「そんなに、待てるか!おい!ジョジョ!
     指でクリームを掬い取るな!
     それでもボンボンか貴様は!」

ジョナサン「まだ付いてる!!
      スプーンじゃ取れないんだ!!勿体無いじゃないか!
      (うーーん、今の僕の指じゃ底まで届かない・・・)」

DIO「仕方の無い奴だ。ほら取れたぞ。」

ジョナサン「ありがとう!・・・ああ・・美味しかった!ご馳走さま!」

ディオ「・・・貴様!!俺の指は噛んだくせに(詳細は二鬼で)
    こいつの指は美味そうに舐めるのか!」

ジョナサン「??そんな僕の知らないことで
       攻められても困る!クリームが
       ついた指を舐めただけで、指を舐めるのが趣味じゃない!」

ディオ「そうかそうか!今度から貴様の口に突っ込むときは蜂蜜でも
    付けで突っ込んでやる!おい!未来の俺もこれ見よがしに
    さっきの指を舐めるな!ああムカつく!
    もう電気を消せ!俺は寝る!」

ジョナサン「ええ?まだ読みたい本が山ほどあるのに・・・。」

DIO「まあ良いではないか。どうせ時間は山ほどある。さ、寝るか。
    ジョジョお前は真ん中で寝ろ。いいな?」

ジョナサン「僕は床でも良いよ?」

ディオ「・・・・貴様。俺とこいつをツーショットで寝かせる気か?
    他の奴らがみたら誤解するだろうが。良いからここで寝ろ。
    勝手に他で寝たら即レイプだからな。」

ジョナサン「・・・判ったよ。何もしないでくれるんだろ?」

ディオ「さあな。」

DIO「多分な。」

ジョナサン「何だよ!!それ!!」

ディオ「うるさい!早く寝ろ!」

ジョナサン「がはっ!!?」

DIO「強引な男だな。」

ディオ「聞き分けがないガキには当て身が一番だ。お陰で
    しずかになっただろう?貴様も早く寝ることだ。
    何もせずにな。」

DIO「どうかな・・・。ふふ・・・睨むな。意識が無い
    ジョジョに手を出してもつまらんからな安心しろ。」


{そして夜も更け明朝。}

ディオ「・・・ん・・・ジョジョ・・?」

DIO「残念だが俺だ。」

ディオ「どわぁああああ!!ジョジョ!!貴様昨夜俺の言ったこと
    忘れたわけじゃあるまいな!!どこだ!!出て来い!!
    貴様のようなガキは体に判らせてやるのが一番らしい!」

DIO「ベットの下だ。」

ディオ「またか!!貴様も貴様だ!引きずり出せ!
    ・・・・さあ、つかまえだぞ!!
    覚悟はいいな・・・・?」

ジョナサン「・・・だって!!どっちか判らないけど、昨夜
      人の胸を撫で回してきたじゃないか!!腿の間に
      も手を滑らしてくるし!!そんな恐怖の中で、その
      原因でもある二人と一緒に眠れるわけないだろ!!」

DIO「それはけしからんな。貴様は男の癖に胸を弄られるのは
    特に弱いようだからな。」

ディオ「・・・それは否定できんな。そう言えば大学のラグビー部で
    活躍していたとき、何故か胸を掴まれる事にやたら警戒していた
    ような気が・・・・・。向こうの世界でも胸を
    弄ってやったら異常に感じていたみたいだったしな。」

ジョナサン「何をしたんだ!!ディオ!!
       もう一人の僕に何をしたんだ!!」

DIO「しかし、俺には昨夜の記憶が無いな・・・。」

ディオ「なら、俺のせいだといいたいのか?俺もないぞ。」

ジョナサン「え・・・?じゃあ二人じゃない誰か?」

DIO「しかし無意識にやったことには自信がないな。」

ディオ「俺もそういうことは多々ある。」

ジョナサン「やっぱりどっちかかやったんじゃないか!!!」

ディオ「男の癖に細かいことを気にするな!そんな貧弱な胸
    触られたくらいでガタガタわめくんじゃない。」

DIO「どうでもいいがジョジョよ。すごい寝癖だぞ。
    ドレッサーに櫛があるから梳かしてこい。」

ジョナサン「・・・・DIO。シャワー借りてもいい?なんか変な汗かいたし。
      さっぱりしたいんだ。」

ディオ「俺もさっぱりしたいな。よし一緒に入るか。」

ジョナサン「お先にどうぞ。ぼくは後回しでいいよ。」

ディオ「・・・貴様。俺の楽しみを奪う権利があるのか?」

ジョナサン「なんで睨まれなきゃいけないんだ!年上だから(外見は)
       譲ったのに・・・。」

DIO「・・・面倒くさいな。貴様ら。三人で入ればよかろう。なに、
    三人位余裕で入れるスペースはある。さあいくぞ。」

ディオ「フン・・・。まぁよかろう。」

ジョナサン「・・・え?・・だから僕は後回しで・・後回しで良いってば!!」



{30分後ベットの上にて}


ディオ「・・・泣き虫め」

ジョナサン「だって、誰も体を洗ってくれって言ってないのに!!
       無理やり洗おうとしたじゃないか!しかも素手で!」

ディオ「俺は自分の体も素手で洗う主義でな。他意はない。」

DIO「肝心な所は手を出してないだろう?というか自分で
    ムキになって洗っていたではないか。
    それになんか見ていたらつい、ムラムラ・・・ふっ。
    いや、洗うのを手伝いたくなってな。」

ジョナサン「爽やかに微笑むな!!」

ディオ「・・・それより今日はなんかモチモチすべすべしたものが
    食いたくなってきた。(チラッ)
    なんかそういう食い物はないのか?」

DIO「そうだな・・・(チラッ)ならモッツアレラチーズの
    トーストにでもするか。
    さっぱり好きの俺たちには丁度良いかもしれん。」

ジョナサン「何でいちいち僕を見るんだ!!別に僕はいいよ!
       ふつうのチーズのトーストで!」

DIO「判った判った。おーい。ヴァニラ!」

ジョナサン「また、あの人呼ぶの・・・・。て、何でディオはそこで
       ニヤつくんだ!!」

ヴァニラ「お待たせいたしました。よく眠れましたか?お二方。
     心得ております。お食事ですね?
     ・・・・なんだ、雪●大福、まだ生きていたのか。」

ジョナサン「?????」

ディオ「俺にも判り易い嫌味を使え。例えば丸パンとか。」

ヴァニラ「失礼いたしました。ですがそれと形が非常に似ていますな。
      さすが過去のDIOさま、想像力に長けていらっしゃる。」

ジョナサン「失礼だ!!失礼だ!!お前ら容赦なく失礼だ!!」

DIO「まあ、そんなことよりサラダに、ゆで卵。チーズトースト。
    俺たちの分はモッツアレラで。ジョナサンには普通の
    チーズでミルク、あとデザートにバナナ。出来るだけ
    太いのを。それと・・・」

ヴァニラ「心得ております。血液ボトル二本ですね。
     それでは失礼致します。
     じゃあな、風船小僧、くれぐれもお二人に迷惑をかけるな。」

ジョナサン「DIO!またあの男が尋ねてくるんなら僕は、もう帰る!」

ディオ「よく言った。飯を食ったら俺と戻るか。
    まだ「続き」もしていないしな」

ジョナサン「僕の世界にだ!!この昔の僕の!!」

DIO「そんなに顔を赤くして怒るな。お前の前では
    嫌味を言わせんように
    してやるから・・やれやれ・・思春期はやり辛いな・・・。」

ジョナサン「思春期関係ないし!
       それに精神(中の人)はもう大人だ!!」


{食後テーブルにて}


ディオ(まったく・・・飯が来るまでは、「いらない!」なんて
    意地を張ってたくせに、運ばれてきた途端、「頂きます。」
    ときたもんだ。しかも俺たちのトーストも半分強奪しやがって。
    伸びるチーズなぞにえらく興奮して目を輝かせて・・本当に
    中身が大人のジョナサンなのか疑わしくなってきた。まあ
    ガキのジョナサンだろうが大人のだろうが俺は構わんが・・・。 )

ジョナサン「バザールで見たことあるけど、
       こんなに大きくなかったなあ・・。」

DIO「それはバナナと言うんだ。食い方は判るか?」

ジョナサン「剥いた事は無い。」

DIO「先っぽを折って、一皮づつ?いていくんだ。そう・・そうだ。
    初めてにしては上出来だぞ。」

ディオ「お前らもう親子になってしまえ!!
     ジョジョも照れ笑いするんじゃない!
     体と共に中身までガキに逆戻りか!貸せ!!」

ジョナサン「何するんだ!!ディオも欲しいのなら
       貰えばいいじゃないか!」

ディオ「気化冷凍法。」

DIO「ほぅ・・・懐かしい技だ。」

ディオ「ほら、アイスにしてやったぞ。お前好きだろ。食え。」

ジョナサン「・・・あ・・アイスは好きだけど、何で果物をわざわざ・・・。
       か・・・硬いっ・・・」 

ディオ「齧るな、しゃぶれ。」

DIO「そうだな、見てるだけで痛そうだ。」

ジョナサン「は!?」

ディオ「舐めてもいいぞ。・・・そうじゃない。下から上にかけて
    ツー・・とだな。」

ジョナサン「舌が冷たくなってきた・・・。」

DIO「・・・フ・・・。(生クリームかコンデスミルクをつけてやれば
    良かったかな・・・。)」


{二時間後・・読書の時間}


ディオ「・・・ジョジョ。いつまで立ち読みしているつもりだ?
    こっちにきて読めばいいだろう?未来の俺の隣にいる
    いまのこの俺との絵づらをどうしてくれる。」

ジョナサン「みんな固まらないで、それぞれ
       バラバラで読めばいいのに。
      (それに二人の間にいると窮屈で・・)・」

DIO「俺は別に構わんぞ。どうせジョジョと共に
   過ごす時間は山とある。」

ディオ「それなら、たまには外出したらどうだ?
    心配するな連れて行ったりはしない。
    (ここで手篭めにすればいい話だしな。)」

ジョナサン「DIO!行かないでくれ!」

ディオ「・・・・貴様・・。その男には傍にいて欲しいのか?いくら奴が
    未来の俺とはいえ、少しカチンと来たぞ。」

ジョナサン「だ・・・だって。別にディオが出て行ってもDIOが襲って
       きそうだし、DIOがいなくなればディオが襲ってきそうし・・。」

DIO「・・・ジョジョ・・・。俺を引き止めたまでは良かったが。理由は
    言わないほうが良かったな。
    そういえば、お前も運動不足だろう?
    どうだ?一緒に出ないか?面白いところがあるぞ?
    ラブホテルとか。公園の暗がりとか。」

ジョナサン「?(ホテルは判るけど・・・ラブって?)」

ディオ「・・・俺一人こんなところに残しておく気か?俺も行く。」

DIO「ならば三人で行くか。」

ジョナサン「またこのオチ?(でも・・・これって逃げるチャンスかも。)
       そうだね、僕も今のこの世界を見てみたいし。」

DIO「よし。そうと決まれば。」

ジョナサン「うゎ!!か・・・肩車なんてしなくていいよ!」

ディオ「ちょっとまて!この絵づらではまるで子供をつれた
    夫婦ではないか!」

DIO「お前も絵づらに拘る男よな。仕方ないこれでいいか?」

ディオ「まぁいいだろう。」

ジョナサン「良くないよ!!これじゃ警察に連行される悪い人
       みたいじゃないか!!はなしてくれ!」

DIO「お前は何でも顔に出過ぎる。
    逃げようと目論んでいるみたいだが無駄だ諦めろ。」

ディオ「こいつに説教など通用しない。反抗できなくなるまで
    体に判らせてやるのが一番・・・ん?」

DIO「なんだ?下の階が騒がしいようだが。」

ディオ「おい・・・・あの男、よーく見たことがあるんだが・・・」

DIO「俺もだ。最も体のほうは久しく忘れてしまったがな。
    貴様も見ておけ。なつかしいだろう?」

ジョナサン「え!?あれは・・・僕?大人の・・・時の・・・」

ディオ「あれはどういうことだ?あそこにいた生首は?
    こいつの精神の中の大人のジョジョは?」

DIO「うむ・・・今過去の時間のひずみについての
    研究が山場を迎えていてな。多分違う次元の
    ジョジョが間違って出てきてしまったのだろう。」

大人ジョナサン「・・・・くっ・・・ここはディオの部下たちで
        囲まれている!!あ・・・あそこにいるのは・・・
        ディオ!待て!僕は君と決着をつけなければならない!」

ディオ「ジョジョ!?飛んで火にいる夏の虫とは・・・あっ!
    こら!!チビ!!逃げるな!!っ・・・くそ・・・
    どっちを捕まえればいいのだ!!」

DIO「お前はチビの方を捕らえろ。俺には大人の方を任せろ。
    (まぁ、この空間から元の世界に戻ると、
    こちらに来た者に限り、記憶が無くなって
    しまうのだが・・・この大人ジョナサンを捕らえ損ねたら
    また他のジョナサンを捕まえにいけばいいか・・・。 )」

大人ジョナサン「ディオ!!どこに行くんだ!!逃げるのか!
        !お前はディオと一緒にいた男だな!!
        君も、身も心も悪魔に捧げた男だろう!!
        一目見れば判る!」

DIO「・・・やはりお前は大人になっても、余計なことを言うのは
    変わらんのだな。奴のいうとおり体に判らせてやるのが
    一番のようだ。かかって来い。というか逃がす気は毛頭無いが。
    スタンドも持たない貴様がどれだけ持つか見ものよ。」

大人ジョナサン「何を訳のわからないことを!!いくぞ!!」


{三分後、DIOのプライベートルームにて}


ヴァニラ「・・・DIO様お呼びでしょうか。おや?そこの
     ロールケーキの様な男は?」

大人ジョナサン「誰がロールケーキだ!!
           誰だ!この失礼な男は!!」









戻る