朝、ジョナサンは副院長の立場でありながらも 自分の部屋と院長の部屋を掃除する。 ジョジョ病院は資金は湧いて出るほどあるのだが 掃除婦(夫)は雇えない。けちだからではなく あまりにも病院内の患者が物騒だからである。 そしてそれは院長室においてある仮眠ベットから 始まった。いつものようにまだ部屋の中で 寝ているであろうDIOに一応一声かけると 部屋の中に入っていく。そこにはベットには いるもののへりに腰掛けてしげしげと何かを 見つめているDIOがいた。その手をよく見ると 指の先に金の毛(多分下半身のもの)を つまんでいた。 {男のコ○ンの話} ジョナ「何見てるの?」 D「見ての通り金の陰毛だ。」 ジョナ「・・・・・誰と遊んだの?」 D「信じてもらえんかもしれないが誰とも遊んでない。 それが証拠に朝起きたらベットの上にあったんだ。」 ジョナ「相手が多すぎて覚えてないだけなんじゃないの?」 D「・・・。お前昨日朝から晩まで俺と一緒にいただろう? なら俺が誰かと遊ぶところを目撃したと 言うのか?」 ジョナ「・・・・・・・・。それはまあ・・。」 D「(ほんの少しの間一緒にいなかった事を 疑わないところがこいつらしいな) それに本当に誰かと遊んだらわざわざこうして お前に知らせるような間抜けな事はしない。 」 ジョナ「う・・・うん。じゃあDIOはどう思うの?」 D「・・・そうだな誰かが俺に想いを寄せていて どんな形でか知らんが俺のベットに金の陰毛を 残していった・・・。俺はそう考える。」 ジョナ「ええっ!?」 D「ただ問題は俺に想いを寄せているのは構わんが それが誰だったかが知りたいのだ。できれば ここの患者だとは思いたくない。金髪はいるが どれも男くさい顔の奴らばかりだ。そこで まずお前達の中の誰かかはっきりさせたい。 まあ思い当たる奴は一人しかいないが・・・。」 ジョナ「ひょっとしてあの子のことをいっているの? それはありえないよ!あの子はもう恋人がいるし 君を想い焦がれたそぶりなんかみたことないし・・。」 D「それはお前が決める事ではない。父親にそういった 愛情を密かに求めているのかも知れないだろう?まあ 俺はいい男だからそう想うのもむりもないが。 心配するな責めはしない。むしろよろこばしい ことではないか。というわけでジョルノを呼ぶぞ。」 数分後ジョルノ到着。 ジョル「院長?何の用でしょう。」 D「ジョナサンちょっと外してくれ。」 ジョル「副院長がいるといけないことなのですか? 僕の事を気遣っているなら別に構いませんが。」 D「お前が後悔しないと言うならな、まあジョナサンも お前の親だから知る権利はあるな。どうだ ジョナサン?」 ジョナ「僕は・・・ジョルノがそう望めばそうするよ。」 ジョル「ではお願いします。」 ジョナ「わかった。(DIO相変わらず警戒されているな ・・・。まあ普段の彼の行動では仕方ないけど。)」 D「唐突な事を聞くが、お前の金髪は染めたものでは ないよな?」 ジョル「違います。でも正確に言えば小さい頃は 黒髪でした。」 ジョナ「?そうなのかい?」 ジョル「はい。信じてもらえないかもしれませんが、ある日 突然金髪になったんです。何故かは知りませんが 不思議な力を身につけるようになってから金の髪 になったんです。でも・・・それがなにか・・?」 D「眉も金色だな。」 ジョル「ええ・・・すべて金毛です。」 D「腋もか?」 ジョル「・・・・ええまあ・・。」 D「なら下もか?」 ジョル「・・・・・・はい。」 D「見せてみなさい。」 ガチャーン★ ジョルノ退室後・・・。 ↓ D「だからお前は引っ込んでいろと いったんだ。」 ジョナ「僕は何も口出してないよ。出す暇もなかったけど。 それに僕がいたからあれですんだんだと思うよ。」 D「まったくあいつめ、他の医者にもああ言われたら 俺と同じことをするつもりか。やれやれだ。」 ジョナ「DIOがもう少し信頼できる父親であれば ああならないと思うよ。」 D「どういう意味だ。まあいい、次、ジョセフだ。」 ジョナ「ジョルノにG・Eくらったくせにまだ懲りないの? それにジョセフはどう見ても(黒に近いけど) 茶髪じゃないか。下が金髪なんてありえないよ。」 D「そうとは言えん、親や祖母が金髪なら。 あれの両親は金髪ではないが、エリナが金髪 だっただろう?」 ジョナ「そ・・・それはそうだけど・・・。下だけ 金髪なんでことあるの?」 D「あるかもしれんぞ。まあ聞けば判る事だ。 あいつはシモネタには耐性があるから さっきみたいなことにはならんだろう。」 数分後ジョセフ到着 ジョセ「なんすか?俺何も悪い事してないけど。」 D「別にお前を責める為に呼んだんじゃない。そう 怖がるな。」 ジョナ「僕は・・・」 ジョセ「あ、副院長はいてよ。なにかと安心だから。」 D「こいつがお前を必要とするのならいてやれ。 さて、聞きたい事はお前の体毛の事だ。」 ジョセ「体毛?脛毛とかのこと?そんなに濃くは ないとは思うけど・・・。」 D「そうではない、もっと纏まったところの毛の 事だ。」 ジョセ「え?ヤダー!スケベ!下の毛のこと言ってたり?」 D「話が早くて助かる。その通りだ。」 ジョセ「え・・・マジで?腋とかじゃなくて?」 ジョナ「う・・・うん。」 ジョセ「あのー・・俺の陰毛が何か問題でも?」 D「問題というわけでもないが、お前の陰毛は 髪の色と同じ色か?」 ジョセ「そ・・そらそうだろ。」 D「見せてみろ。」 ジョセ「ちょ・・・ちょっとそれはちょっと! それに理由がわかんねーよ!あんただって わけも判らずそんなこといわれたらやだろ!?」 D「俺は気にしない。」 ジョナ「DIO!なんで本人の言う事を 信じてあげないんだ!だいたいそんな ことで嘘を言っても仕方ないだろ?」 D「ふん!仕方ない信じてやる。」 ジョセ「副院長ー!ありがとーー。」 D「残るは承太郎か。」 ジョナ「DIO、かれは正真正銘黒髪の・・・。」 D「あいつはハーフだ。エリナの血も入っている。」 ジョセ「俺思ったんだけど、そいつが誰か金髪の 恋人とヤッていたら(またはヤられて)その毛がつくって こともあると思うぜ、だから承太郎に金髪の恋人が いればその可能性も・・・。」 D「なるほど・・・ちなみにお前の恋人は 金髪の男だったよな。」 ジョセ「え?あれ?・・・お・・おれ墓穴・・?」 D「身体検査だな・・・。」 ジョセ「待ってくださいッ!!俺が身体検査を受け るのは副院長にしたいです! 彼を強く推薦しますッ!!」 五分後 ジョナ「何もなかったよ。なぜ部下を信じてあげられないんだい?」 D「俺はお前のように信じすぎて早死にしたくない。」 ジョナ「うぐ・・・。裏切ったのは君じゃないか・・・。」 ジョセ「それが副院長の美徳だよ。それで承太郎は呼んだの? (俺ばっかし不幸な目にあいたくねー。)」 D「そうだな、ジョルノも呼ぼう。」 ジョナ「また殴られるし、彼じゃないって判ったじゃないか!」 D「あいつの恋人が金髪だったかもしれん。」 ジョセ「黒髪って聞いたような・・・。」 D「染めてるかも知れんぞ?体毛のことまで言ってたのか?」 ジョナ「・・・僕知らないからね、承太郎も大人しく しないと思うよ・・・?」 D「俺が怖いのは親父に顔や頭が似てくることだけだ。 二人呼ぶぞ。面倒だ、ジョセフお前はそこにいろ。」 ジョナ「大惨事になりそうになったら一緒に止めてね。」 ジョセ「へーい・・・。」 数分後二人到着 ジョル「・・・また殴られたいんですか?」 承「・・・・とジョルノは言っているが どーせくだらないことで呼んだんだろ。 俺暇じゃねーんだけど?」 D「お前らの恋人は金髪か?」 承「そんなんいねーよ。本当にくだらねーな。」 ジョル「僕の恋人は黒髪ですが・・・?」 ジョセ「承太郎がスゲー怪しいんだけど・・・。だっておまえ モテるじゃん。ムカつくけど・・・。」 承「俺はそこの院長と違って、誰彼構わず遊んだり しねーんだよ!美人だろーがなんだろーがな!」 ジョナ「僕は承太郎は本当のこと言ってると思うよ。」 D「根拠は?」 ジョナ「そりゃあ・・彼を信じているから・・。 彼の普段の行いとかで・・・。」 D「だからお前は21歳で死ぬんだ。人間なんてものはな 建前で生きているものなんだ。お前、その調子じゃ 二度目も早く死んでしまうぞ?」 ジョナ「それは君のせいだろ!!」 承「確かに院長の言ってる通り俺も建前で生きてるぜ。 ただ全てにおいてじゃねーがな。あんたは ほぼ本音で生きているんだろうがな。」 D「バカ言え。俺だって八割しか本音で生きていない。」 ジョセ「多っ!!」 ジョル「あの・・・恋人がどうかしたんですか?」 D「そうだな、本題に入るとするか、お前ら二人、 何も言わずにズボンとパンツをおろ・・」 ジョナ「昨日DIOの部屋に 入った人はいるかい!?」 ジョル「いえ・・・僕は入っていません。」 承「自らはいるような自殺行為はしねーぜ。」 ジョナ「ほら、二人も違うんだよ!・・何だい・・その 抗議をするような目は・・・。あのね・・実は DIOのベットに金髪の・・その・・下の部分の毛が 落ちていたってことで・・・誰のかなって・・ 彼がとても気にしていてて・・・。」 ジョル「だから僕の毛の色を聞いたんですね・・・。」 承「だがちょっと待て、金の毛と俺がどう結びつく んだよ!・・・おい・・恋人ってまさか・・・ そういうことかよ・・・。」 ジョル「・・・?」 承「くだらねえ!だがはっきり言うが俺は誰とも 寝てねえぞ!!現在も過去もな!」 D「だから証拠を押さえるための身体検査を しようと思ったんだ。だれかさんに邪魔されたが。」 承「そんなモン絶対しねーぞ!だいたいそれアンタの じゃねーのか!?自分のじゃないって証拠はあんのか?」 D「そんなの当たり前だろ。俺の陰毛はジョナサンの 陰毛でもあるんだ。俺のはふつーのつやつやした黒だ。 なんならみせてやろうか?」 ジョナ「や・・やめてくれーー!!」 承「ちっ・・別にいいぜ。(副院長が気の毒すぎるし。)だが そんなことで少し騒ぎすぎじゃねーのか?」 D「ほぅ、ならお前らは自分のベットに、他の人間のものだと 思われる陰毛が落ちてても全く気にならんと言うのか。」 ジョセ「うーん。それを言われると多少は・・・。」 ジョル「自分に心当たりがないなら尚更ですけど・・・。」 承「量によるぜ。確かに大量に落ちていたら意図的な モンを感じるしな・・・。」 ジョセ「自分のでも気になるけどな。えっ?下半身ハゲた? なんかの病気!?とかな。」 承「そん時は笑ってやるよ。下半身バーコードってな。」 ジョセ「なにおう!?お前なんか抜けたら バーコードにすらならねーくせに!」 承「てめ・・・ドンだけ少ないと思ってるんだ?」 ジョセ「はん!17くらいの陰毛の量なんかたかが知れてら!」 ジョナ「こらっ!下品だよ!DIOと同じくらい 下品になってるよ! 気をつけて!!みんな紳士らしく振舞わなきゃ!」 D「(・・こいつ後で犯そう。)ジョルノが 刈り込み後の芝生位だとしたら承太郎は 手入れ前の芝生くらいか・・いやそれでは 多すぎるな・・・・。おっと・・お父さんに ペンを投げるのはやめなさい。当たったら どうするんだ。」 ジョル「当たるように投げているんです! よりによって刈り込み後とか・・!(怒)」 承「これから少し暑くなるんだ・・てめーのを 少しひん剥いてやろうか!」 ジョセ「やれるモンならやってみな!返り討ちにしてやる! あっという間に終わるだろうがよ!」 ジョナ「皆仕事にもう戻りなさい!!DIOもこの 話はもう打ち切り!!何時だと思って いるんだい! こんな所で余計な体力使わないの!」 ジョナサンの一喝でとりあえず皆は渋々 職場へ戻る。ぐずっていたDIOも 部屋から放り出され、院長室は誰もいなくなった。 そして深夜、DIOは再びジョナサンを呼ぶ。 ジョナ「ふァ・・・まだ拘っているのかい?君とも あろう男が・・・らしくないよ?」 D「あれから考えたんだが・・金髪の恋人についてだ。」 ジョナ「金髪の人と寝た人に毛がついたんじゃないかって話? 皆違うって言ってだじゃないか。もう蒸し返すのは よしなよ・・・。」 D「まだ一人調べていない奴がいるがな。」 ジョナ「え?いたっけ?」 D「お・ま・え・だ。」 ジョナ「なん・・・だって・・・?」 D「よくよく考えると、俺が寝るまでに一緒にいたのは お前しかいない。何で気づかなかったのか・・・。」 ジョナ「ち・・ちょっと待ってよ。僕は君と寝ていないよ。」 D「ああ・・いつもの様にお前が強行突破して逃げたからな。 思い出さすな、腹がたつ。それに俺のは黒だし お前と寝ていないから金の陰毛などつくわけがない。」 ジョナ「ひょっとして僕を疑っているのかい!?」 D「正直半々だ。だからはっきりさせて欲しい。 お前にやましいところがなければ身体検査をさせろ。 調べていいよな?嘘でなければ。」 ジョナ「ぬ・・・脱げばいいの・・?」 D「脱いだだけじゃわからんだろ?いろいろと触ったり 突っ込んだりして調べさせてもらうぞ。べつにいいだろ? 同性だし。もしお前が誰かと関係を持っていたら、 勿論お前が受身の場合でも攻めの場合でも・・・ 監禁して、俺しか感じられないような体に変えてやるから そう思え。」 ジョナ「無実だったらどう責任取るんだい!」 D「別に・・。普通に最後まで愛してやるだけだ。 なんか問題でもあるというのか?」 ジョナ「あるーー!!」 この二人が仲良く朝チュンを迎えたかどうか判らないが 結局陰毛の事は判らずじまいだった。 ただDIOは後に、自分が共同浴場に入っていった事を 思い出したが、ジョナサン達だけにはそのことを喋らないで おいていたと言う。 |