ジョナサン「みんな、集まったかい?」 承太郎「バカ兄がいないぜ。気持ちはわかるがな。」 ジョナサン「ええっ?どうして?今日はDIO達と衣装の取替えっこを するだけなのに・・・?」 承太郎「その衣装に問題があるんじゃねぇの?」 ジョナサン「だって、スーツでしょ?」 承太郎「・・・・・残念だが、原作のほうの衣装だそうだ。」 ジョナサン「え・・・?そうなの?ああ・・・ じゃあ僕はあの格好をするんだ・・・。」 承太郎「・・・ジョナ兄はいいよな。派手なだけで、普通の格好だし・・・。」 ディオ「誰のが派手だと?」 DIO「誰が普通でない格好だ。」 ジョナサン「あ・・・きたね・・・。」 承太郎「・・フツーでないとはいってはねーだろ・・(確かに思ったけど・・)」 カーズ「ん?・・・ジョセフはどうした。ははーん、逃げたな・・・ ふふふ・・・そうだろうな・・・じゃ・・・捕まえてくるか・・・。」 ジョナサン「どこに逃げたか判るのかな・・・」 ディオ「俺達の嗅覚を人間ごときと一緒にするな。」 承太郎「で・・・おめーらは俺達の格好をするのか?」 DIO「いや?お前達が俺達の格好をするだけだ。 ペアルックみたいなものだな」 承太郎「ペアル・・・嫌な響きだぜ・・・。誰得でもねーな いや・・・おめーらには得なんだろうが・・・。」 DIO「うーむ・・・そうだと言いたいのだが・・・」 ジョナサン「あれ・・・浮かないね。嫌なの?」 ディオ「誰得なのかと言えばカーズが一番得なんだろうな。」 ジョナサン「どうして?」 DIO「帰ってきたから本人に聞いたらどうだ?」 【廊下でのトークです】 ↓ カーズ「皆待たせているぞ!!手こずらせおって!」 ジョセフ「ロッカー破壊してまで俺を引きずり出しやがって! 誰があれ、始末つけるんだよ!」 カーズ「器物は壊されるためにある。お前が俺にいたぶられるために いるようにな!ふん!金など湯水だ。」 ジョセフ「俺の人権はーーーー!!?」 カーズ「んーーーー?よく聞こえんなぁー?」 ジョセフ「鬼ーーーーー!!!」 承太郎「・・・二分か・・意外と早かったな・・捕まるの・・」 ジョセフ「たすけてぇーーー!!」 カーズ「叫べ叫べ。非常に耳に心地いいぞ。」 ジョナサン「どうしたの?ジョセフ・・。彼の衣装はそんなに嫌なの?」 ジョセフ「嫌も何も・・こいつの衣装、殆ど裸だもん!!!」 カーズ「スタイルのいい男には余計な布切れなど必要ないからな。」 ジョセフ「聞いた?そこの二人聞いた!? カーズが問題発言したぞ!?」 ディオ「別に・・・おれは自分のスタイルに 自信を持ってるしな・・・。(キリッ)」 DIO「(ちら・・・)俺もそんなに悪くないほうだと思っている。」 ジョナサン「ちょ・・・なんで今、僕を見たの・・?」 DIO「いや・・・ここの世界では関係のないことだしな・・・。」 承太郎「あ・・・そうか・・・気にするなよ。ジョナ兄・・・。」 ジョナサン「ええっ!?ちょっとそれ 不満なの!?DIO!! そんなに悪くないって・・・ 僕の(大人時)スタイルが そんなに不満なの!?」 DIO「不満などとは言ってない。それに俺はお前から 体を頂いあと、きっちり自分流のスタイルに変身したしな・・。 ウェストを減らすのが少し苦労したが・・・。」 ジョナサン「やっぱり不満 だったんじゃないか!!」 DIO「ディオ・・・助けてくれ、ジョナサンが俺を 熱烈に掴んで、離してくれない。」 ディオ「コラ!!貴様!!しがみつくなら俺にしろと 何百回言えば判るんだ!!」 ジョナサン「そんなに聞いた覚えはないよ!!」 承太郎「ああ・・かえりてー・・・。」 DIO「まったく・・・たまにジョナサンは 大胆になるからな・・ディオの見てる前では 控えろといっているだろう?」 ジョナサン「何その言い方!!誤解を招くような言い方しな・・ ひいっ!ディオ怖いっ!!そ、その手をどうする気だ!!」 ディオ「この手をどうするかは貴様の 返答によるな・・。」 承太郎「俺・・蚊帳の外みたいだから帰っていいか?」 DIO「ディオよせ、お前も少しカッカしすぎだぞ?」 承太郎「・・・シカトかよ・・・」 ディオ「あとで、たっぷり可愛がってやるからな!」 承太郎「・・・あいしてる・・・・。」 DIO「ようやくその気になったか・・」 承太郎「お約束乙!!そんな 蚊の鳴くような声も 聞き取れるくせに俺の拒否の声は いつも無視な!!」 DIO「それより、承太郎、俺のコスプレなのだが・・」 承太郎「ああ・・あの、ハートの使者みたいな奴だろ。 どーせ、話の流れ的に着なきゃいけないんだろ。 やなことはとっとと済ませてーからな・・・ ほら、よこせよ、あるんだろ?」 DIO「いや・・やっぱり着なくていい。」 承太郎「は?・・・そうかよ。じゃあなおさら帰りてーんだけど・・」 DIO「その代わりヴァニラのを着てもらうことにした。」 承太郎「ヴァニラ?確かお前の部下の・・・。」 DIO「ここにある。お前サイズだ。安心して着ろ。」 承太郎「おい、ズボンがねーんだけど・・・」 DIO「あいつはもともとつけてない。」 承太郎「・・・てことはだ・・・おれはこの下半身だけハイレグみてーなのを つけなきゃいけないわけで・・・」 DIO「まあ、そうなるな。」 承太郎「見方によっちゃ、カーズのより際どいんじゃねーのか・・?」 DIO「そう思う者もいるだろうな。(すっとぼけ)」 承太郎「・・・・・・・。」 DIO「次にお前は「なら断る!」と言う。」 承太郎「そして次に、お前も 「その否定は却下だ」と言う・・・・。」 ジョセフ「俺の台詞とるんじゃねーよ!!」 ジョナサン「ジョセフ!後ろ後ろ!!」 ジョセフ「あーーーっ!!もう追いついてきやがった!!」 ディオ「なんだ、お前また逃げてたのか」 ジョセフ「あんたらが延々と話している間に廊下を三週 走りました!!くっそー絶対逃げてやる!バイちゃ!」 ジョナサン「はやいなぁ・・・もう見えないよ・・・。」 DIO「ああ、ついでに承太郎もな。」 ジョナサン「えっ?いつの間にジョセフに便乗したんだろう・・。」 ディオ「このどんくさめ・・・。」 ジョナサン「悪かったね!!」 DIO「さて、こどものあそびにつきあってやるか・・・。」 ジョナサン「ああ・・・DIOまで・・・。」 ディオ「・・・・・・・。」 ジョナサン「・・・まだ怒ってるの?表情が険しいままなんだけど・・。」 ディオ「・・・ふん、それもあるが、衣装の取替えについて 最初から乗り気がしなかったのもあるな。」 ジョナサン「・・・え?そうだったの・・・。ディオでもまともな こと、思うときがあるんだね・・・。」 ディオ「今の余計な台詞・・・俺の怒りケージを追加させたことを よーく覚えておくんだな・・・。」 ジョナサン「悪気はないよ!!」 ディオ「意図的に言ったのなら、 いまここでお前をレ●プしてるわ!」 ジョナサン「もう!なんでそういうこと・・・!! あ・・なんだ用意はしてあるんだ・・・。 あれ・・・・?これ大きいよ?他の二人みたいに 少年のサイズじゃないの?」 ディオ「考えた末、俺の大きい服をお前に着せることにした。」 ジョナサン「・・・・?そう・・・。でもこれ上着しかないよ?下は?」 ディオ「ない。」 ジョナサン「・・・変なの・・じゃあズボンはこのままで・・・。」 ディオ「鈍い奴だな!ズボンは脱げ!! 靴下は特別に許可する!」 ジョナサン「なにそれ!!コスプレじゃないじゃないか!!」 ディオ「バカが!これはコスプレでも衣装取替えっこ でもない!!お前らが恥ずかしい格好を しているのを眺めて俺達が楽しむ会だ!」 ジョナサン「最低だよ!!」 ディオ「今更だな。ああ、パンツも脱げ。誰得と 言いたいのだろうが、俺得だ。文句あるか。」 ジョナサン「あるけどどうせ聞いてくれないんでしょ!!」 ジョセフ「はいはいはい!!前通りますよ!!これで 八週目!!にーちゃんもどう!?」 ジョナサン「・・・参加します・・・。」 承太郎「ぼさっとしてると来るぜ・・・」 ジョセフ「運動運動!!あーーーはらへったーー!!」 カーズ「・・・・そろそろ本気出すかな・・・」 ディオ「何をやっているんだ!いつまでガキ共と 遊んでいる気だ!」 DIO「まあ、そういうな、景品はあいつらだ。 お前も参加しろ。たまにはおもしろいぞ。」 ディオ「ったく・・・ジョナサン!!捕まったら どうなるか覚悟していろよ!!」 こうして、夜の見回りのおじさんが来るまで 秋のマラソン大会が校内でひっそりと 行われていたと言う。 終わり |